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ぶどう畑仕様電動車椅子


説明

中途障害により、歩けなくなったぶどう畑経営者の方からの
要望により、ぶどう畑の中で作業するための電動車椅子として
受注・製作したものである。
特徴としては、ぶどう畑での剪定作業や収穫のために、
高さが2mもあるぶどう棚に手が届くよう、
座シートの最高点を120cmとしたことと、
柔らかい土の上を走るため、タイヤが土にもぐるのを防ぎ、
タイヤの駆動力をうまく土に伝えるために、タイヤ溝の大きい耕運機用の3.50-6タイヤを採用したことである。

電装系は、基本的にFXやΩ3のものと同じDC24V、225Wのギアモーターを使用した。操縦はステアリング方式ではなく、
ジョイスティック方式の6輪駆動で、左右の車輪の回転数の差による
方向制御方式となっている。車輪の保持は地面の凹凸に追従できる
6輪独立サスペンション方式とした。
不整地の走行においては、大きな走行トルクを必要とするため、
減速ギア比を大きくした結果、走行速度は5Km/hに低下し、
走行距離も短くなった。畑での動きに重きを置いたため、
バッテリーの消費電力が大きくなり、1日8時間の継続使用に
対応できなくなった。
この対策として、もう一組のスペアバッテリーを用意し、
これを専用の台車に乗せ、台車からバッテリーを滑らせて、
車椅子へ乗せかえる方式を採用した。スペアバッテリーは
台車の上で充電できるようにした。
バッテリーの容量の問題はあったが、
ぶどう畑1号機はユーザーさんと二人三脚で畑仕事をこなしている。

移動時にいちいち座シートを下げる必要がなく、
座シートを最高点まで上げた状態で、安定した移動ができるため、
ぶどう畑での作業効率が上がっているそうです。